外に出てみると予想外に空気が冷たかったので、即座に博物館、美術館を中心に巡る決意をしました。
朝一番に向かったのはアイルランド随一の名門校で最古の大学であるトリニティカレッジ・ダブリンで、そこに所蔵されているケルト文化最高傑作といわれる「ケルズの書」とそれを所蔵するオールド・ライブラリーを見に行きました。
その後はとにかく国立美術館、博物館と名のつくものはほとんど一通り見て回りました。
個人的に気づいたのが、アイルランド自身は豊かな文化と遺産を多く持つのに、国家の財政状況がイギリスほど安定していないため、せっかくの絵画、装飾品などの文化財がイギリスのナショナルギャラリーや大英博物館ほどの保存状態、展示状態ではないということです。
印象深かったのが、その日最後に訪れたジョージアンハウス博物館（ジョージア朝のダブリンの家をそのまま展示している博物館）で、学芸員の方がおっしゃっていたのが「ダブリンの全盛期は独立してからではない。ダブリンが最も栄えたのはイギリス連合の一部だった時だ。」という言葉でした。
たぶんこれはアイルランド人にとっても難しい問題でしょう。実際博物館や、美術館では英語よりもアイルランド語が大きく表記されていることが多かったですが、実際の人口のほとんどは英語しかしゃべれないそうです。
話が少し重くなりましたが、博物館、美術館ともに展示はすばらしく、外は寒かったものの、ダブリンの街並みを楽しみながら一日のんびりと過ごせました。
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| 朝から雪が降っていて空はどんよりしていました |
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| ダブリンの中心はロンドンと同じように河が流れています |
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| トリニティカレッジの正門は重厚でした |
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| トリニティカレッジのシンボルであるベルタワー |
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| ケルズの書の見本 |
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| 観光客に分かりやすいよう大きなポスターがあります |
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| オールドライブラリー |
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| アイルランド銀行 |
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| 考古学博物館にはケルトの神々に捧げられた生け贄のミイラもありました。 彼らの文化では、生け贄になることは名誉なことで時には退位した部族の王などが神に捧げられることもあったそうです |
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| 昼食はミュージアムカフェで自家製ビーフラザーニャとアイリッシュサラダを頂きました |
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| ケルト文化は思っていたよりも絢爛豪華で、金や銀の装飾品も数多くありました。 |
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| 自然史博物館の入り口 |
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| 向こうに見えるのはロイヤルアイリッシュアカデミーです |
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| 街の中心にそびえ立つ街のシンボルSpire |
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| 独立戦争の舞台になったGPO（中央郵便局） |
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| 夕食は別のパブでギネスパイを頂きました |
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